山口県で水揚げされたブリが到着。
講師の長島直樹さんの包丁捌きは天下一品です。それもそのはず。現在は卸売市場に勤めていますが、以前は寿司屋と魚屋さんで修行した経験があります。
長島さんに捌いていただいた大きなブリを、参加者みんなでお刺身、カルパッチョ、マース煮、粕汁、ブリ大根に調理して食べました。もちろん味の方も天下一品でした。
ブリは西日本を代表する魚で、昔から様々な行事にブリが登場します。とりわけ「嫁ブリ」は九州北部地方に伝わる風習で、結婚して初めての正月を迎える婿さんがたから、お嫁さんの実家にブリを贈ります。
ブリに加えて、参加者の藤橋さんが富山県から届いたスルメイカを使って捌き方を披露してくださいました。このところ漁模様が思わしくないスルメイカ。今回は大切にリング揚げとメンチでいただきました。
クジラ⇒イワシ⇒サケ⇒ブリと続いた2019年度の料理教室は今回が最終。
日本捕鯨協会、イワシ普及協会、北海道標津漁協をはじめ、各方面の方々のご協力のおかげで、美味しく楽しい催しになりました。この場を借りて、謹んでお礼申し上げます。
昨年のスタートはクジラでしたが、実はいま、いつも講師を務める人がクジラを捕りに行っているところなので、次年度はイワシからスタートすることになりそうです。
太平洋を大回遊して日本の川に戻ってくるシロサケ。温暖化などの影響で、今期も不漁が報じられていますが、講師の吉崎さんが、北海道標津(シベツと読みます)からブランド魚「船上一本〆」を手配してくださいました。
イクラ醤油漬け、鮭フレーク、石狩鍋、フライのタルタルソースかけ、鮭とシイタケの焼漬け、チャンチャン焼きなど、盛りだくさんの料理が出来上がり、参加者からは「こんな美味しいサケは久しぶりだ」の感想もあがりました。標津漁協様のご厚意に、感謝感謝です。
ちなみに、ちゃんちゃん焼きの語源については、「お父ちゃんが焼いて調理するから」、「ちゃっちゃと(=素早く)作れるから」、「鮭を焼くときに、鉄板がチャンチャンという音が立てるから」など、諸説あるようです。
次回は、年明けの2月16日(日)にブリ料理を予定しています。参加ご希望の方は、事務局までお問い合わせください。追って、詳細をご連絡いたします。
目黒区の緑が丘文化会館の調理室に於いて、イワシを使った料理教室を開催しました。今回は海が時化たため、イワシが用意できるか心配でしたが、頼んでおいた魚屋さんが頑張って手配してくださいました。
いっとき資源が減少し、「幻の魚」となりかけていたイワシですが、近年は資源が回復基調と言われ、イワシ好きにとっては嬉しいかぎりです。美味しくて栄養たっぷりのイワシを大いに活用したいものです。
作った料理は蒲焼、梅しそ巻、唐辛子酢漬け、つみれ汁など。うっとうしい梅雨を忘れて、「入梅イワシ」と呼ばれる旬のイワシを堪能できました。
次回は、10月に鮭を予定しています。
参加をご希望の方は事務局までお問い合わせください。
6月22日、事務局のある社会医学研究会館の会議室に於いて、2019年度の総会が開催されました。
あいにくの雨天にもかかわらず、多数のご出席をいただき、提案した活動報告(案)、決算(案)および活動計画(案)、予算案(案)、役員案(案)はすべて承認されました。
遠方からはるばるご出席された方々、本当にありがとうございました。